Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
いきなりの事で意味の分かってない壱夜は“何なんだ”と怪訝そうな表情を向ける。
だけどあたしは彼の耳を指差して、何も言えずに口をパクパクするだけで…
「これか?」
そんなあたしの言いたい事が分かったのか、ピアスの一つを指差した壱夜にあたしは首を縦にぶんぶん振る。
『そのピアス、もう何かズキュンって来た!!』
「何だよそれ」
目を輝かすあたしに、壱夜はまた、あのふんわりした柔らかい笑顔を見せた。