Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
「お母さん…」
少し雷が怖くて呼び掛けたけど、あたしの声なんか聞こえて無くて…それが少し悲しかった。
幽霊だから仕方無いんだろうけれど、ちょっとは届く気がしていたんだ。あたしの声。
ゴロゴロ…!!
『きゃっ…』
こうやって震えていても、優しく頭を撫でてくれる事はもう無い。
こんなに近くにおるのに…もう、あたしの声が届く事は無いんやな。
―――…あたし、日向とイチがおらな、一人ぼっちや。