Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
本当昔から日向は、こういう所変わらへん。
あたしは答えるように少し笑うと、
『うん、大丈―――…』
最後まで言い終わる前に、口を噤んでしまった。
その理由はやっぱり雷。
いきなり紫の空にピカッと稲妻が走り、全身の毛が逆立った。
『やっぱ大丈夫じゃないー――――っ!』
大きい雷の落ちる音と共に、あたしは日向に飛び付いた。
叫び声に耳を押さえ「鼓膜破れるわ…」と、日向はうるさそうだけど、そんなの気にしてる余裕なんて無い。