Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
☆ゴーストフレンド
夏っていうのは、こんなにも人がバテるものなんだろうか?
そう問い掛けたくなるほど、目の前の二人はダラけている。
「あー…死ぬ」
床に寝そべる日向と。
「つーか、クーラー聞いて無いんじゃね?」
うちわを扇ぐ壱夜。
すっかりのびた様子の二人に、クスリと笑みを浮かべ『あかんなぁ、あんた等』と目を細めると、
「陽菜は幽霊やからやろ!?」
「陽菜は幽霊だからだろ!?」
見事に二人はハモってくれた。