Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






傾いていく景色の中で、ギュッと目をつむり…


『あれ…?』


てっきり“お尻でも打つんだろう”と予想していたあたしは、体に衝撃が無かった事に間抜けな声を出した。


もちろんあたしは幽霊な訳で、怪我なんかはしないんだけど。


……その代わりに気付いてしまった。


脇腹と背中辺りに回された腕、そして…あたしの瞳に映った黒髪の男の子に――――…







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