Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






必死に頭を働かせても、彼に対しての記憶が全く無くて、自分自身パニックに陥りそうだ。


だけど一つだけ分かるのは、彼が普通の人間じゃ無いという事だけ。


急に目の前に現れるなんて、マジシャンか超能力者か何かしかいない。


『あんたなぁ…』


笑い続ける彼に嫌気がさして、文句でも言ってやろうと距離を縮めた瞬間。


「陽菜」


え―――…?


後ろから日向の腕が伸びて来て、意図も簡単にあたしの体は引き寄せられた。






< 167 / 841 >

この作品をシェア

pagetop