Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






『俺な、バイクで事故って死んだんや』


『……え?』


不意に、自分が死んだ時の話を始めた疾風に、思わず耳を傾けた。


あたしは事故の事を覚えていないけれど、疾風は覚えているんだろうか?


少し切ない表情を見せた疾風に、何だか胸が締め付けられて、


『親に悪い事したなぁ』


そう遠い目をして語る疾風に、自分を重ね合わせ、また胸が苦しくなった。






< 181 / 841 >

この作品をシェア

pagetop