Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
あたし…昨日、日向の家の前で何してたんやっけ?
腕を組んで考え込んでいると不意に日向の声がして、その声に目線を合わせれば、あたしをまじまじと見つめる日向。
「ほんまに陽菜…やんな?」
耳に届いた日向の言葉に、少し疑問を感じる。
ちょっと日向の声が震えてると思うんは、うちの気のせい?
『日向、どしたん?…今日あんたおかしいわ』
一抹の疑問に首を傾げ、日向の顔を覗き込みながら聞いた時だった。
『え…?』
日向の匂いがあたしに届くと共に、ぎゅっと包み込まれた体。