Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
★3rd Ghost
☆夏の嵐が吹き荒れる
―――…7月27日。
『やっと終わりやなぁ!』
そう叫ぶテンションの高いあたしに、日向は呆れたように溜息を吐く。
あたしがこの世を去って、もう一週間がたった。
人間ってのは相変わらずで、つい三日前までは悲しみに暮れてたクラスメート達も、もうすっかり立ち直っている。
こうやって、どんどん皆の記憶からあたしは消えていって、きっと十年もしたら思い出す事も出来ないんだろう。
“人って儚くて呆気ない”…そう思った。