Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
あたしが言うと、開いていた窓から風がふわっと吹き込んだ。
少し湿っぽい、夏らしさを含んだ空気が優しく頬を撫でる。
終業式の今日、日向と壱夜は“だるい”って感じで、いつもの如く式が終わるまで屋上で待っていようと足を運んだ。
……んだけど、途中で浜崎に見つかって、その目論みは敢え無く失敗。
今は無理矢理浜崎に引っ張られ出席した終業式、もとい体育館から教室へ戻っている途中だった。