Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『日向、賢ぉーなりや?』
「はぁ!?」
言った尻から声を荒げた日向にあたしは呆れ、周りはまたボソボソと会話を再開した。
…駄目だこりゃ。
より一層ふて腐れる日向の頬をツンツンと突きながら、にひひっと笑うあたしは、もしかすると属に言う“いらし”なのかもしれない。
余計な事、つまりちょっかい出しなのだ。
眉間にシワを寄せて目をつむり、あたしにされるがままの日向は少し眠そうで…
だけどいきなりパチッと目を開いた日向に、あたしは驚き手を引っ込めた。