Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






いつの間にか浜崎の話が終わり周りがガヤつき始めても、彼女達の会話だけが鮮明に耳に届いて来る。


「でもあの子って、いっつも横に男連れ歩いてたやん?」


「あー…うん。しかも毎回違う男やろ?」


「よぉやるよな。神経疑う」


「ってか、日向と幼なじみってのも許されへん」


まるで周りの声や雑音は、耳の前でシャットダウンされているみたいだ。


――…人は怖い。


死んでからもこうして、悪口や根も葉も無い噂をされるのだから。







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