Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
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…と、まぁこんな経由で今に至る。
目の前に広がる海から聞こえる波の音は、まるであたしを呼んでるみたいで飛び込みたくなる。
波打ち際に腰を下ろしてさざ波の音に耳を澄ましていると、隣で誰かが座る気配を感じた。
『…あれ、壱夜と疾風は?』
閉じていた瞼を開いて隣を見ると、片膝を立てて豪快に座っている日向が目に映る。
「パラソル借りに行ったわ」
『そうなんや』
視線を海に戻しキラキラ輝く水面を見つめ、ふと思った。