Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
でも、おかげで日向の身体は良い感じに鍛えられていて、細いのに貧弱には見えない。
「お前こそばいねん!」
『え?』
ボケーッとしながら背中にオイルを塗っていると、日向が不意に振り返った。
あたしが力を入れずにへなへなと手を滑らせていたからか、どうやらこそばゆかったらしい。
「何がしたいねん、痛いわ」
無駄な贅肉の無い日向の横腹を摘む。
恨めしくなって次に自分の腹の肉を摘むと、思わず溜息が出た。