Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






『死ぬ前に痩せとけば良かったぁ…』


…なんて今更言っても、ただの戯言でしかない。


唇を尖らせ日向の皮しかない腹を摘み続ける。


『ってか、あんた今体重なんぼなん?』


ふと気になって聞くと、ぶきっちょに日向はオイルを腕に塗っている途中で、


「63キロ」


『は!?』


平然な態度の日向とは裏腹に、あたしは素っ頓狂な声をあげてしまった。








< 247 / 841 >

この作品をシェア

pagetop