Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






海岸に近づくにつれ、潮の香りが濃くなっていく。


『あ、日向や!』


波打ち際に海パン姿の日向を見つけて手を振った。


……けど、あたしは直ぐにその手を降ろした。


「お兄さんらいくつなん〜?」


纏わり付くような、甘ったるい猫撫で声。


日向と壱夜の側に、可愛い二人の女の子を見つけたからだ。






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