Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






『陽菜…?』


動きの止まったあたしに疾風が横から呼び掛ける。


「え〜暇なんやろ?うち等と遊ばへん?」


重なるように聞こえるあの声が、酷く耳障りに感じた。


…あぁ、まただ。


日向が女の子から声を掛けられる度感じる、この胸のざわざわした気持ち。


こうして日向が逆ナンされることは昔からよくあって、対して珍しい事でも無かった。






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