Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






…日向と壱夜は今、女の子達にでも囲まれているんだろうか?


尖んがった唇が、あたしの不機嫌さを物語る。


『俺は陽菜の傍におるで?』


そんなあたしの唇を疾風が人差し指で押さえるから、自然と視線が上がっていって…


『俺の一番は陽菜やから』


疾風の付け足したストレートな言葉に、ドクンと胸が音を立てた。


一瞬目が丸くなったあたしに、彼は白い歯を見せ笑う。






< 257 / 841 >

この作品をシェア

pagetop