Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






「陽菜やったら、さっきから疾風と二人で…」


指差された方向に視線を向け、その瞬間日向を襲うのは、何とも言えない感情。


見えない何かに押し潰されそうになって、思わず目を逸らす。


海の彼方に見つけた陽菜は、疾風と楽しそうに笑っていた。


「…おもんない」


ぽつりと日向が吐く。


立ち上がった彼に、壱夜は「どこ行くんだよ?」と、日向を見上げ――…






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