Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
―――☆
『…アホやなぁ』
真っ赤な夕日が沈む頃、同じく真っ赤に焼けた日向の肌を見ながら言った。
「痛い…」と、情けない声を出す目の前のバカは、本当に学習能力ってもんが無いらしい。
…ま、あたしの学習能力も悲しくなる程だから、人の事は言えないけれど。
「いったいわ!ボケ陽菜!!」
ちょんっと肩の皮膚を突くと、鬼の形相をした日向が振り返った。
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