Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
もう着ているTシャツが触れるのも無理って感じの日向は、見ている限り相当辛そうで、
「来年はもう焼かへん…」
そう力無く言ったのに対して『去年も聞いた言葉やなぁ?』と、あたしはバカにしてやった。
「…悪趣味な奴や」
ささやかな復習に営むあたしの心を、日向はまるで読み取ったかのように溜息を吐く。
いつもの如く『ぐふふっ』と、可愛いげない声で笑ったあたしは、日向の腕に飛び付いて―――…