Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






「いってえぇえぇぇ!!」


次の瞬間、悲痛な叫びが路地に響いた。


「お前シバくぞ!」


『やん。日向怖い』


完全に“いらしスイッチ”がオンになってしまったあたしに、日向の眉間はグッと寄る。


海から帰って来たあたし達は、自分の家に帰る途中で…


壱夜達と一つ前の駅で別れてから、あたしは日向の真っ赤な肌に触れては怒られる…を繰り返していた。






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