Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






何で、そんな顔すんねん。


一瞬だけ静まった空気に、苦い感情が押し寄せた。


「…ま、俺も疾風とお前がどうなろうと関係無いわ」


…それは、あたしがさっき言った事と同じ。


フイッと視線を逸らされて、言葉だけが置いて行かれる。


向けられた背中がやけに遠く感じる。


先に歩き出した日向の後ろ姿と、おいてきぼりにされた言葉に胸が痛くて…






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