Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『関係ないとか言わんといてぇや。……ハゲ』
「誰がハゲやねん!」
嫌味を含んだ言葉を繋ぐと、反応した日向が勢い良く振り返った。
「陽菜…」
困惑した様子で近寄る日向は手を伸ばし、ガシガシといつもの様にあたしの髪を乱す。
気を抜いたら今にも溢れそうな涙は、自分でも訳分かんなくて―――…
「お前が先に関係ないって言うたんやろーが」
そう覗き込まれた瞬間、首を回しておもいっきり顔を逸らしてやった。