Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






あぁ、もう…アホ過ぎるのにも程がある。


今お母さんを助ける事が出来るのはあたししか居ないのに、何の方法も思い着かない。


どうする事も出来なくなって俯くと、不意に日向の顔が浮かんだ。


『……日向…』


静かな部屋にポツリと響くその声は、自分でも驚くくらい震えていて…


助けてほしい。


そう思った時にはもう、全力で走り出していた。






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