Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
今のどこに真っ赤になる要素があるのかさっぱりなあたしは、疾風の紅潮した頬にそっと触れる。
ビクッと大袈裟に反応した彼に軽く笑うと、疾風は頬を膨らませた。
『あははっ!疾風真っ赤や~』
『なっ…ゆ、夢って何やねん!はよ言え』
あたしが指を差しながらからかうと、既に赤い顔をもっと紅潮させて、疾風ははぐらかす様に叫んだ。
彼が必死で引っ張り出して来た話題にハッとしたあたしは『そうや!』と、飛び起きる。