Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





『うち、日向に教えられるまで死んだこと知らんかったんや。せやのに最近になって同じ夢ばっか見る』


『……』


『これって、うちが事故の事思いだしかけてるんかな?』


疾風の目を真っ直ぐ見つめる。


壱夜が読んでいた小説から顔を上げて、日向も見ていたテレビから視線を外した。


疾風は問いかけるあたしに対し終始無言で、少し俯き目を逸らす。





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