Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





『んーっ…』


『えー?俺はぁ?』


背伸びの真っ最中、屋上に響いたポカンと浮いた様な声。


大の字に寝転んで考えに浸っていたあたしの視界から、突然綺麗な青い空が消えた。


『ぎゃっ!』


代わりに、視界いっぱいに広がった疾風の顔に驚いて飛び起きると―――…


『『――…ったぁ!!』』


ゴチンと鈍い音が広がり、額がじんじんと痛んだ。






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