Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『陽菜痛いわー!』
胡坐を組みながら文句を言う疾風に、お前のせいだろと突っ込みたくなる。
赤くなった額は、あたしの頭突きがスーパーヒットした所為みたいだ。
『何でおんのよぉー?』
涙目で額をさすって疾風を睨むと、彼はちょっと拗ねた感じで、
『一人で家おってもおもんないやろ~』
足を抱えて丸まると、子犬のような瞳をあたしに向けた。
そんな疾風を見て、やっぱりあたし達は考える事が少し似てると思った。