Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
二段飛ばしで勢いよく駆け下りて来る疾風はちょっと必死で、そんな彼が少し可笑しかった。
『何笑ってんねん』
『ふふっ、わろてへんよ』
『わろてるやろ』
軽く言い合いしながら二人で階段を下りていく。
馬鹿だのアホだの言いながら、残すところ三段ほどになった時だった。
それまで大声ではしゃぎながら、あたしの横に引っ付いていた疾風の足が静かに止まった。
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