Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





「右腕ぇ?どっこも怪我しとらんがな」


「まぁ、堅い事言うなや、明日仁美の誕生日やねん。プレゼント選ぶの付き合え」


「どこまで偉そうなんや、お前は」


俺が軽く睨みながらフルフェースを投げると、奴は笑いながら「ありがとーな」とお礼を言う。


こんな馬鹿だけど誰よりも妹思いのコイツは、今から誕生日プレゼントなんて物を選びに行くらしい。


「疾風に乗せてもらうん久しぶりやな」


…そして俺は、奴の運ちゃんにされるらしい。




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