Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
赤信号で不意に自分の服装に目をやると、今年必死になって受かった高校の制服を着ていて、
『あーぁ…制服くしゃくしゃやんか』
何故か汚れてしまっている制服を手で払うと、小さく溜息を吐いた。
さっきから感じてる身体のふわふわする感覚も、いつからか途切れていた記憶も、最近の寝不足のせいかもしれへん。
そんな事を思いながら歩き続け、やっと自分の家が見えた頃、もう空は紫色をしていた。