Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






「お前、シバかれたいんか?」


『日向優しいもん。うちシバかれた事あんま無いやん』


眉をピクリと動かす日向に小首を傾げてウィンクすると、日向は悔しそうに表情を歪めた。


「陽菜、後で屋上やからな」


不機嫌な日向はそう言うけれど、もちろん皆にあたしの姿は見えていなくて…


「す、杉山…お前疲れてるんやな。保健室にでも行ってこい」


「は?…だからこれは陽菜がっ!」


必死に弁解するも、半ば無理矢理、日向は浜崎に教室から出されてしまった。





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