Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





―――自分が死んだ時の事なんて、前までそんなに興味は無かった。


だけど夢に現れるたびに少しずつ思い出していって、あたしはそのうち知りたいと思うようになっていた。


どうしてこんな事になってしまったのか。


何より、どうしてあたし達はあんなにも必死だったのか。


『日向は…知ってるんやろ?』


あたしが問うと、日向の肩が驚いたようにビクンと震えた。


バツが悪そうなその表情に、胸の緊張が高まっていく中―――…


“何があったん?”


下唇を噛んだ日向に、あたしは聞く事が出来なかった。





< 501 / 841 >

この作品をシェア

pagetop