Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





そんな最大の天敵を10匹も倒して来たと言うのだから、少しだけ日向を尊敬してしまう。


「あんな原稿用紙、1枚書くだけで精一杯やぁ言うのに、浜崎のヤツ無茶苦茶言い過ぎやねん」


『あかん…考えただけで無理』


「やろ?…んなにネタ無いっちゅーねん」


隣で毒を吐き続ける日向は、相当疲れたのか全体的にでろーんとしていて、


『ほんま、イチがおってくれて助かったなぁ』


思い出したように口にすると、壱夜は悪戯っぽく笑った。




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