Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
それでも諦められない五人は、文句を言って怒声を放つけれど…
「そんなに退学なりたいんか?」
そう、実にあっさりと浜崎が言ってしまったからか、五人は一斉に大人しくなった。
そりゃ学生にとって、退学になる事は“死ね”と言われてるような物だから仕方がない。
「あー…それから、杉山」
「へっ、俺?」
くるりと首だけを回し日向を一瞥した浜崎は、薄っぺらいながらも量の多いそれを手渡した。