Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





ふわりと手に乗せられた、軽くも重い“それ”に日向は眉をピクリと上げる。


「こ、これは…?」


「見れば分かるやろ、反省文や」


「反省文?」


「そう、反省文」


「……」


「……」


「……なんでやねん!?」


時間差で伝わったらしいこの状況にやっと理解したのか、日向が見事なツッコミを披露する。


「お、俺やらんから!」


「なんやねん。お前も退学希望か?」


「……はぁ!?」


相当いじめるのが楽しいのか、ニカニカと歯を見せ浜崎は笑う。




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