Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
―――☆
『なぁ、なんで喧嘩なんかしたん?』
学校からの帰り道、いつものように三人で肩を並べ歩く。
ふと思った疑問を投げかけると、隣で歩いていた日向の足が止まった。
『日向?』
突然止まった彼の足を眺め、徐々に視線を上げていく。
…本当にそれは、何げなく聞いた事だった。
だけど聞かなかったら良かったと思ったのは、日向がまたあの怖い顔で俯いていたから。