Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
「だって、ピッピは先に天国に行っただけやもん」
「先に?」
「うん、そう。だからまた会えんねん。俺等がいつか天国に行く事なったら、ピッピにも会える」
「ほんまに?」
「うん。だって俺等もいつかは、天国に行かなあかん時が来るから」
「そっか」
…どうしてかは分からない。
親の言うことも、教師の言うことも信じないような子どもだったのに、いつだって日向の事は信じられた。
ピッピにもまた会えるような、そんな気になれた。