Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





「なぁ日向」


「ん?」


「陽菜たちもいつかは天国行くんやろ?」


「そうやで」


「日向も…先に行っちゃうん?」


黄色い羽を握り締め、砂をいじりながらあたしが聞くと、日向は少し難しい顔。


頭を撫でていた手が下りて、「うーん」と言いながら空を見上げる。


その横顔はほんの少し嬉しそうで、バカなあたしにはそれがどうしてなのか分からなかった。




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