Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





「俺か陽菜か、どっちが先に天国に行く事になるんかは分からへん。…でも」


「でも…?」


「俺はその時まで陽菜とおる。陽菜だってそうやろ?」


そう言って笑って、あたしの頭をもう一度撫でた日向は楽しそうで…


「うん!陽菜も天国行くまで日向とおるっ!」


「…うわっ!」


あたしが飛びついた反動で二人して砂の上に寝っ転がると、やっぱり嬉しそうに笑う日向の頬はピンク色に染まっていた。





< 558 / 841 >

この作品をシェア

pagetop