Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
ごろんと大の字になって目を瞑ると、瞼の裏にピッピが浮かぶ。
どちらからともなく握られた手の間に、黄色い羽が挟まれて、それがとても温かく感じた。
「陽菜はいつまでも待ってるから、もし日向が先でも絶対待ってってな?」
「うん、待ってる」
「だって陽菜、日向とは離れられへんもん。日向もやろ?」
「ま、俺は離れても大丈夫やけどな」
「えぇ!?嘘やんっ!」
「あははっ、おもろい顔」
「…っ!日向のアホぉ…」
「うぉ!?何で泣くねん!うそうそ、おじいちゃんなるまで一緒におったるから!」