Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






「なんか購買に買いに行こかなぁ…」


そう日向が呟いた瞬間、授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。


そういえばあたし、生きていた時は毎朝早く起きて、自分の分と日向の分のお弁当を作ると、毎日欠かさず学校に持ってきていた。


中学の時、日向のお母さんが体調崩して寝込んでしまって、意気込んだあたしが初めて日向にお弁当を作ったのがきっかけだった。







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