Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






何だかはぐらかされたみたいで悔しいあたしも、日向と同様立ち上がる。


『日向、焼きそばパン好きやなぁ?』


「おう。あんな旨いもん中々ないやろ?」


『え〜。うち、メロンパンのが好きやわぁ』


少し眉をしかめながら『メロンパン最高やろ?』と聞くあたしに、


日向はドアノブに手を伸ばしながら、「お前、人生の半分損してんな」と鼻で笑った。






< 58 / 841 >

この作品をシェア

pagetop