Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






「…それって」


「ん?」


「うちとおったらそう思うって、どういう意味?」


お互いの息づかいが聞こえる距離に、無駄に弘樹の顔が近いことに気づいた。


「先輩?」と眉根を寄せて聞くあたしに、弘樹は「まだ分からんの?」と困ったように笑う。


―――…その直後だった。


「なにが?」と問い掛けたあたしの唇に弘樹の唇が重なった。


まさかの出来事に目を見開くあたしは、弘樹のドアップに息を止める。





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