Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






あたしの口も驚いた事でパックリ開いて、中々戻りそうにない。


だけど閉じる事なく動いたあたしの口は、


『誰、この子?』


目の前に突っ立つショートボブの女の子を指差し、日向を見上げて呟いた。


「あ、あの…」


どうやらドアを先に開けたのは彼女のようで、口ごもっては言いにくそうに日向を見つめる。


「山岸?」


少し首を傾げ、知らない名前を呼ぶ日向は彼女を知ってるようで…


「あのな、日向くん」と親しげに話す彼女に、二人は知り合いなんだと悟った。






< 60 / 841 >

この作品をシェア

pagetop