Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『んじゃ、イチはコロッケパン。日向は焼きそばパン。あたしは―――…』
「おい」
『へ?』
先頭きって優々と歩くあたしに、日向の“またか”って感じの声が飛んでくる。
口を半開きにしたままバカ丸出しで振り返ると、案の定彼は納得いかないような表情をしていて―――…
「今日の俺は無敵じゃないねん」
…全く、意味の分からない事を口にする。
だから当たり前のように『は?』と聞き返したあたしに、日向は「だからぁ…」とまた同じ言葉を繰り返し…
『や、ごめん。意味分からん』
あはは、と笑ったあたしに彼は小さく溜息を吐いた。