Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
…どいつもこいつも、人をバカにしやがってぇ。
周囲から好奇な目で見られながらも、そのバカ笑いを止めない日向の後ろにとぼとぼついていく。
この前から本当にいい事がない。
日向は停学になるし、メロンパンだって食べられちゃうし、そういえば綾子になんか、ボロクソに罵られた上に机まで投げ捨てられて―――…
そうだ、そういえば日向は知らないんだっけ?
『なぁ日向、この前さぁ―――…ふごっ!』
突如襲った顔面の痛みに、反射的に鼻を両手で押さえた。
『…いっー』
声にならない叫びを上げながらぴょんぴょん飛び跳ねて、どうやら鼻をぶつけたらしいと冷静に判断する。