Heavenly sky-あたしと君に残された日々-




日向の拳は震えていて、イラついている事が伝わって来る。


だけどスッと目を逸らし、そのままその場所を去ろうとした日向に、またも弘樹は口を開き―――…


「俺、関係ないこと無かった。陽菜ちゃんが死んだんは…っ…」


―――バキィッ!


「うるせぇ!!それ以上喋んなっ!」


次の瞬間には、日向の震えていた拳が、弘樹先輩の左頬に直撃していた。




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