Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『ちょっと日向っ!!』
思わず叫んだあたしに、日向は反応すらしない。
…それくらい、我を忘れてる。
きっとこんな状況へと導いたのは、さっき先輩が口にした言葉。
最後までは聞き取れなかったけれど、あたしが死んだ事に関わっているのは間違いない。
日向に殴られて吹き飛んだ弘樹は、切れて血の出た唇を親指で拭き取りながら立ち上がる。
「…っ……ほんまに悪かった。俺、まさか綾子が―――…」
「黙れ。喋んな言うてるやろ」
「…でも」